知っておきたいお給料のリアル
ミライちゃん「ねぇねぇ、ティーチャーフォレスト! 高校を卒業して就職した先輩が、『初任給がもらえた!』ってすごく嬉しそうにSNSに投稿していたのを見たんだ! 額面って言うのかな? 20万円とか書いてあったんだけど、それってそのまま丸ごと自分のお財布に入ってくるものなの?」



「たしかに! 20万円もあれば、欲しい服を買ったり、美味しいものを食べたり、なんでもできちゃいそうですごいよね。でも、大人たちからは『実際にもらえるお金はそれより少ないから気をつけろ』って言われたこともあるんだけど……どういうことなんだろう?」



「ミライちゃんもライフくんも、すごくいい疑問を持ったね! 初めてのお給料は本当にワクワクするものだけど、実は会社から提示される金額(額面)と、実際にお手元に振り込まれる金額(手取り)には、大きな違いがあるんだ。今日はそのお給料のヒミツを分かりやすく解説していくね!」



「えっ、会社がくれるお金なのに、もらえる金額が減っちゃうの? なんでそんなことが起きるの?」



「いい質問だね、ミライちゃん。まずはそれぞれの言葉の意味をスッキリ整理しておこう!」
- 額面(がくめん)とは?
会社と契約した「お給料の総額(基本給+手当など)」のこと。ニュースや求人票で「初任給20万円!」と書かれているのは、基本この金額のことだよ。 - 手取り(てどり)とは?
額面のお給料から、税金や保険料などが自動的に引かれたあと、実際に自分の銀行口座に振り込まれるお金のこと。「自由に使っていいリアルなお金」はこちらの金額になるんだ。



「なるほど……! 20万円もらえると思っていても、全額が自分のものになるわけじゃないんだね。じゃあ、いったい何のためにどんなお金が引かれているの?」



「会社は、みんなのお給料からあらかじめ税金や保険料などを天引き(お給料から差し引くこと)して、代わりに国や自治体に支払ってくれているんだ。主な内訳は次の4つだよ!」
- ① 健康保険料(医療費のサポート)
病院に行ったとき、窓口で支払う医療費が「3割負担」ですむように、みんなで支え合うための保険料。 - ② 厚生年金保険料(将来の生活の備え)
将来、おじいちゃん・おばあちゃんになったときに国から年金を受け取るための積み立て。 - ③ 雇用保険料(お仕事を守るセーフティネット)
もし会社を辞めざるを得なくなったときや、失業してしまったときに、生活を支えるためのお金が出るようにするための保険 - ④ 所得税(国に納める税金)
国を支えるために、お給料の金額に応じてみんなが少しずつ分担して支払う税金。 (※住民税は、働き始めてから1年目の間は引かれないことが多いよ!)



「うわぁ、こんなにたくさん引かれちゃうんだ……! じゃあ、額面が20万円だったら、実際の手取りはどれくらいになっちゃうの?」



「だいたいの目安として、額面金額の約75%〜85%くらいが手取りになると言われているよ。だから、額面が20万円の場合、実際の手取りはおよそ16万円〜17万円前後になるイメージかな。」



「そっかぁ……! 20万円まるまる使える気分でいると、実際に口座を見たときに『あれっ?』ってびっくりしちゃいそうだね。予算を立てるときは必ず『手取り』で計算しないといけないんだね!」



「その通り、ライフくん! 最後に、社会人になるみんなへ大切なアドバイスを伝えておくね。」
- お買い物の計画は「手取り」をベースに!
欲しいものや毎月の家賃、貯金の計画を立てるときは、必ず「手取り(実際に手に入る金額)」で計算すること。 - 「額面」だけで会社を選ばない!
求人票を見ると「初任給がたくさんもらえる会社」に目移りしがちだけど、家賃のサポート(住宅手当)があるかなど、総合的なトータルで見ることが大切だよ。



「今日の話をまとめると、初任給の『額面』は会社がくれる総額で、そこから税金や保険料が引かれた『手取り』が実際にお金として使える金額なんだね! これを知っていれば、お給料日になって慌てることもなさそう!」



「うんうん! 仕組みが分かると、なんだか大人に一歩近づけた気がしてワクワクしてきたな♪ 正しいお金の知識をつけて、スマートに生活をハックしていこう!」



「素晴らしいまとめだね! 初めてのお給料を賢く使って、素敵な社会人ライフをスタートさせようね!」

